屋根に登らず、簡単かつ安全に現地調査を済ませられる方法として、株式会社CLUEが開発したのが「ドローンを自動操縦して屋根の写真を撮るアプリ」である『DroneRoofer(ドローンルーファー)』です。

iPadをタップするだけで自動飛行、位置調整、撮影を完了できるため、操縦訓練は必要ありません。ドローン一式とiPadはもちろん、飛行に必要な許可申請、使用中のドローン保険、導入とアフターサポートまでワンパッケージでご提供しています。

今回は、実際にDroneRooferを以前から活用しており、過去にも取材させて頂いた「神清」の、DroneRooferを使った新たな取り組みに同行させていただきました。

「神清」は日本国内で一番の流通量を誇る三州瓦の窯元として慶応4年に創業してから、150年以上の歴史を持つ愛知県の老舗企業。「屋根から人の笑顔を作る」をモットーに掲げる地域密着型の屋根屋として、普段から積極的に防災に関する情報発信やボランティア活動などの地域貢献事業を行っています。

今回もその一環として、ドローンを使った屋根点検を高浜市内の小学校や保育園に無償で実施することに。その様子を、九代目社長の神谷環光さんと常務取締役の神谷昭範さんに見せていただきました。

元々は大阪北部地震でブロック塀が倒壊し、登校中だった小学生が下敷きになって亡くなった事件がきっかけだったという環光さん。

「高浜市内だけでも、瓦屋根の学校は10校もある。これを機に、ブロック塀だけでなく、校舎の屋根の状態もしっかりチェックした方が良いと思いました。万が一地震や台風などで屋根が倒壊し、人の上に落ちたら危ない。子供の命に直接関わるので、次の災害が起きる前にできる限りの準備をすることに越したことはないと思い、屋根の点検を自治体に提案しました」

通常であれば梯子や高所作業車が必要になる大きな建物の屋根点検であっても、DroneRooferを使えばそれらの機材は一切使用せずに、簡単で効率的な点検が可能になります。この日も乗用車にドローンを積むだけで準備が済んだのが印象的でした。

まず訪れたのは高浜中学校。さっそく武道館と体育館のそれぞれの屋根の状態をDroneRooferを使ってチェックします。

「もちろん建物の構造によって人への危険性も変わってくるのですが、巨大地震の場合は特に棟部が倒壊する恐れがあるので、まずはそこを重点的に見ます。他にも瓦が剥がれたり浮いたりしていないか、釘が抜けていないか、漆喰がどういう状態になっているか、樋の形状はどのようなものか、などのポイントを見ながらしっかり点検します」

「あとは学校ならではの懸念として、校庭の隣にある建物には、生徒が飛ばした野球やサッカーのボールがよく飛んでしまうので、それによる破損がないかも見ていきます」

そう言いながら、屋根の状態をチェックする昭範さんの目付きは鋭く、まさしくプロそのもの。異常や懸念点の漏れがないよう、くまなく点検しています。

だからといって長時間かかるという訳ではなく、DroneRooferを使えば、屋根を隅々まで見ても、所要時間は各屋根10分程度。立っているだけで汗が滝のように流れる程暑い日だったため、点検時間が短いのは正直とてもありがたかったです。

次は、大きな建物とカラフルな瓦屋根が特徴的な中央保育園の点検へ。

「こういった急勾配の屋根は足場を組まないと絶対登れませんね。そうすると時間もコストもかかるので、逆に一番DroneRooferを活かせる現場だと思います」

そう仰りながら、お二人で手分けしてドローンで屋根点検をテキパキとこなす環光さんと昭範さん。保育士の方もいらっしゃり、ドローンが飛ぶ姿を興味津々な様子でご覧になっていました。iPadにリアルタイムで表示されている屋根の映像を見ながら、「ここまでしっかり見えるんですね、びっくりしました」との嬉しいコメントもいただけました。

中央保育園の点検を問題なく終え、最後に、群青色の釉薬瓦が印象的な吉浜幼稚園へ。横に広いタイプの建物で、左端から順に屋根の状態を見ていきます。

ちょうど帰宅の時間だったのか、保護者の方々がお子さんをお迎えに来ており、大人も子供も、みんな初めて見るドローンに興奮した様子でした。中には指をさしながら「ドローンだ!」と大きな声で叫ぶ子供も。こんな小さな子でもドローンを知っていることに驚きましたが、これからどんどん当たり前の光景になっていくのかもしれません。

合計3軒の学校や保育園の点検を無事に終え、一息つく「神清」のお二人。所要時間はなんと、合わせても1時間以内でした。学校などの大型物件は、屋根を点検するだけでも通常は膨大な時間とコストがかかります。そんな点検を、DroneRooferというツールを使って効率よく行い、しかも地域貢献の一環としてボランティアで提供している「神清」はまさしく「屋根から人の笑顔を作る」というモットー通り、地域の屋根を守ることで、子供達の安全と笑顔に繋げています。

ドローンを使った画期的な試みを拝見し、DroneRooferの可能性をひしひしと感じた今回。これからも引き続き、さまざまな活用方法を皆さまにお届けしていきたいと思います。



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